境界線

前にもここで「下手だ。つまらない。なのに、どうしていい絵描きつかまえてんだろ?」と荒んでた人の本、また買って来てしまいました。買ってスペース戻って来てから、「…清●院の本を買い続けてしまった人の気持ちがわかったような気がするよ…」と呟いていた(苦笑)今はつまらないけど、もしかしたらいつか面白くなるのかも。とか、最後にはちゃんとオチがつくのかも。とか思っちゃうんだね……(好きな人がいたらすみません。私はあっちは最初の2ページで「無駄が多すぎだ」と投げた)。

でも、やっぱりつまらなかったー(号泣)短い話の中にいらん蘊蓄台詞がぎっしり。しかも、ストーリーにもそのキャラの性格描写にも関わりなしっ。なのに必要なとこは飛ばしてあるし、にも関わらず矛盾点はばっちりあるし……一番好きなキャラの話なのに、他の方々の他のキャラの本よりつまんなかったよ。はっきり言って、今回買ってきた小説本の中で一番下手。


と、思っていたのですが、相方が試みにネットで検索かけたら、「プロ」でした。海外でも翻訳出版されてるそうな。

でも、そう聞いてからあらためて読んでも下手だったよ……。「同人だから手抜き?」とも思ったんだけど、それだけでは説明不可能な駄目さ加減。多少、言葉の推敲が出来てなかったり、萌えシチュだけに流されたり、描き込みが甘かったりするくらいならわかるけど……アドリブメインの舞台の台本並みに設定ばかり並んでて描写はあっても漫画の擬音ばりってのは駄目だろ……。


編集でも誰でもいい。この人野放しにすんのやめて……。読まなければいいだけなんだけど、でも、いらない。オリジナルとして読んでもつまらないし、本業に精出してくれ。頼むから。他の方々の他のキャラの本が全部当たりだっただけに余計悲しいんだよ。そんなに高いレベルは求めてないのに、どうしてこうなんだろ。もうひとつのジャンルの方はそもそも小説書きが自分しか存在しないし。小説、読みたいなぁ……。


プロとアマの境界線というものがわからなくなりました。まあ、所詮人が選ぶんだし、読者も普通の人なんだから、文章力ある人ばかりとは限らないんだろうけど。
微妙な気分です。昔はプロになりたかった。途中でプロになるよりもとにかく好きなもん書いて好きな人に楽しんでもらえればいいや、という気持ちになった。そして、今、「これがプロというものなら、ならなくていいです」という気持ちと「この程度でもプロならたくさんの人に見て貰えて、趣味の同人の方でも絵描きが好きに選べるようになんのか……なら、なった方がおいしい??」という気持ちが入り交じってごちゃごちゃ。いや、やっぱり、なれるわけないと思うから、考えるだけ無駄なんだけど。でも……複雑だ。


運もコネも何もかもが実力のうちなんだし、まあ、これはこれだ。これからもうっかり買っては涙することになるんだろうけど、私は私で頑張ろう。……って、それじゃ、やっぱり不当に優遇されてるって決めつけてるよ、自分。妬むな。妬むよか自分が頑張っとけ〜。