ミュシャ展

2001年5月11日
画材屋に原稿用紙を買い込みに行ったら、ミュシャの絵がいくつか飾ってあったので、しばらく、ぼーっと見てました。柔らかでありながら、しっかりとした力感。写実的でありながら、デザイン的な要素も多い絵。テーマ性が強いけれど、それが押し付けがましかったり、あざとかったりしない絵。ミュシャは嫌いではないけど、特別に好きというほどでもなかったのですが、いくつかを一度に見たら、少し、評価が変わった気がしました。

で、駅前のデパートでミュシャをメインに据えた展示会をやってたので、あまり、時間的余裕はなかったのですが、見てきました。・・・係員がうるさい。見えるところに会員、非会員を区別するシール貼ったりするのはいい考えだと思ったけど(やらないといけない対応が違うから)、どうせやるなら、「金無し」っつー区分も作って欲しかった・・・。説明するにしても、「いかにお得か、貴重か」なんて聞いたって、心動かないんだってば。「飾る場所ないから、画集でいい・・・」って思ってるし、隔月誌が届く会員にしたって、「15000円でフルカラー40ページ程度のが6冊・・・?・・・同人女としては、ちょっと、払う気になれんよな、これは・・・」と思ったし。なのに、引き落とされるのは2ヶ月後だから、とか、口座にお金なかったら引き落とされたりしないで入会取り消しだから、とか、しつこすぎ。私は絵を見に来たんだっつーの。「仙台に営業所あって、頻繁に展示会やってて、その都度にプレゼント貰えるんで、お得ですよ〜」とか言いながら、「次の展示会っていつだかわかりますか?」って聞いたら、「予定たってない」って言うし。・・・それのどこが頻繁だってんだよ・・・。会場って、結構前から押さえておかにゃならんのに、次の予定すらわからないような状態のときがあって時点で、「頻繁」と言える頻度じゃなかろうが。
んーと。絵、そのものは楽しんできました。リトグラフとはいえ、そんなに数集められてなかったけど、置いてあった画集でもいっぱい見れたし。・・・聞きたい説明がちゃんと載ってるし、やっぱり、私は画集で十分なようです(苦笑)元々、印刷された物こそが完成品、というもの(本)との付き合いが長いせいもあるでしょうが。・・・ミュシャって、そもそも、商業デザイナーよね?だったら、やっぱり、無理にリトグラフで求める必要ってないんじゃ・・・??
特に気に入ったのは、「芸術」ってタイトルの4枚の絵。それぞれ、「詩」「ダンス」「音楽」「絵画」だったかな。きれいなだけでなく、不思議と、そのタイトルの通りの印象を与える絵で、感動・・・というと安っぽいけど、感動しました。表現の限界、なんて、甘えてちゃいかんな。絵だろうが、文だろうが、やってやれないことはない!勿論、向き不向きはあるけど。

「先に説明しちゃいますね」と言ったのに、会員についての説明終わって入らなさそうとわかったら、まだライト当てて見せてないの忘れたんだか、見せる必要ないと思ったんだか、片づけられてしまったのは引っ掛かってるけど、なんとはなしに、ミュシャの絵の女性の「豊かさ」「優しさ」「情熱」等を分けてもらったような気分で、ちょっと幸せな気分になりました。

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